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2006/03/19

江戸時代の看板

きのうの朝日新聞に、昭和ネオン(屋外広告の会社)の先代の社長が収集した、江戸時代からの古い看板を展示するミュージアムがOPENする、という広告が載っていました。
その広告に、昔の木製看板が写真で幾つか紹介されていましたが、温かみがあっていいなぁと感じました。
中々遊び心があって、例えば、髪結屋の看板は人間の頭の形を、御茶屋の看板は茶壷の形を、そのまま象っていて、一目見て何の店の看板か、というのがわかるんですね。
あるいは、「鎌」「輪」の絵と「ぬ」の文字を刻んで、「構わぬ」と表現した看板。武術道場の看板で、一説には「見るだけなら構わないが、手合わせはごめんこうむる」という意味なんだとか。
こういうのを見ても、日本文化って豊かだな、と思います。これらの看板を掲げて商いをしていた、江戸時代の人たちの暮らしが偲ばれます。
この前京都でやっていた「柳宗悦と民藝の巨匠たち展」にも、昔の筆屋の看板が一点展示されていましたが、柳さんは、「日本の看板は太く豊かな趣と、ゆったりとした美しさがあり、世界中で最も優れたものだ」と賞賛されていました。
けれども、「今の時代は科学的には進んだが、民衆の美意識は低下して、昔と比べて、看板の色も、形も、文字も、図案も悪くなってしまった」とも言っておられました。
私たちは、もっと昔の良いものを見直して、もともと日本人が持っていた、豊かな美意識を取り戻していかないといけないかもしれませんね。

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コメント

私の所も朝日新聞ですが、その広告は気づきませんでした。古新聞を処分しているので見るすべはありませんが、土曜日のBeか何かに載っていたのでしょうか? おもしろそうですね。ミュージアムが出来たら(東京かな?)行ってみたいと思います。
看板もそうですが、昔の引札(チラシ)もおもしろいものがたくさんあります。何かを伝えようとすると、工夫をするのですね。印刷の歴史は、伝えることの歴史だとも思います。

投稿: かみすき | 2006/03/22 08時58分

昭和ネオンの品川本社ビルの2階にあるそうです。17日にOPENしたばかりです。新聞広告の切り抜きを、今度持ってきますね☆

ホントに何かを伝えようとするには工夫をすることが大切ですね。風韻誌もそうですけど、HPでも、どううまくコスモス会のことを伝えていくか、工夫のしどころです。

投稿: aki | 2006/03/22 11時07分

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