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2006/05/09

出口王仁三郎さんの平和思想

4年ほど前に、京都で開催されていた「出口王仁三郎とのその一門の作品展」に行き、大本教の王仁三郎さんの「耀碗」と呼ばれる鮮やかな色彩の楽茶碗や、書画を見て、その素晴らしさに感動しました。
出口王仁三郎さんは、大本教の教祖ですが、大本の信徒でない、文化人や知識人にも、その思想や生きかたを、高く評価する人は多くいます。
作品展の賛同者の名前を見ると、梅原猛、瀬戸内寂聴、千宗室、稲盛和夫と、そうそうたる人たちの名が並んでいました。

最近出版された、「みろくの世 出口王仁三郎の世界」という本を読んで、改めて、世界平和の実現に命を捧げた、王仁三郎さんの人生に深い感銘を受けました。

王仁三郎さんは、日本が国粋主義・軍国主義に染まっていた時代に「国家や宗教や人種の障壁を超えて、人類は手を結ばなければいけない」と平和世界を建設することを訴え、世界各国の精神運動団体、例えば中国の同院・世界紅卍会やバハイ教などと提携していました。
当時は、そういう平和運動をするのは、命がけのことで、大本教は、国家当局から大弾圧を受け、王仁三郎さんも治安維持法違反・不敬罪で、7年近くも獄中で過ごさなければならなかったそうです。

終戦後、当然無罪になり、王仁三郎さんは弁護団から国家賠償を請求するよう言われますが、彼は賠償の権利を一切放棄します。

政府に賠償を請求しても、それは国民の税金から取ることになる。国民が敗戦の苦しみから立ち直ろうと懸命に努力している時に、われわれが国民の税金をもらうわけにはいかない。この災難は神様の摂理だと思っている。
―こういう考えであったようです。

最近よくある、金儲けや、信者数を増やすことだけに躍起になっているような新興宗教とは、全く正反対ですね。
立派だなぁ、と頭が下がる想いがします。

私は大本信徒でないですし、別の形で世界平和運動に携わっていますが、王仁三郎さんの思想や芸術には、大変敬意を抱いています。

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