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2006/07/30

棟方志功さんのこと

昨日、テレビ東京の「美の巨人達」という番組で、棟方志功さんの、吉祥の女神を描いた肉筆画を取り上げていましたけども、やっぱりいいですね。
棟方さんは、板画は勿論のこと、肉筆画も素晴らしい作品をたくさん残されています。
彼の作品は、ダイナミックな生命力に満ち満ちていて、それでいて人を包み込むような、優しさ、柔らかさがあって、私は大好きです。
近くで展覧会があると、必ず見にいきます。

「板画は僕の呼吸そのもの。肉筆画は筆が勝手に動き出す」と仰っておられたそうですが、棟方さんの絵を描いているのを映像で見ると、そのスピードに驚きます。
「えっ、これ3倍速で再生してるんじゃないの」と思わず、思うぐらいです。

棟方さんは、「自分の力で仕事をするということは、小さな無力なものだ。自分の板画は、私が彫ってるんじゃないんだ。私は仏様の手先になって、板木の上を転げまわっているだけなんだ、私が作るのではなくて、仏様の力によって、自然に生まれてくるんだ」といったことを仰っておられたそうです。

棟方さんの創作の根本精神には、浄土真宗に代表される他力の思想があると思いますが、そこに私は強く惹かれるものがあります。

棟方さんが絵を描いたり、板木を彫ったりしている映像を見ると、何か巨大な力が、板画の神様、仏様が、棟方さんの肉体を使って、描かせ、彫らせているような、そんな印象を受けます。

父が、棟方さんの過去世は、念仏に徹したお坊さんだ、と言っていましたが、やっぱり、そういう過去の積み重ねがあるんですね。

肉体には何の力もないんだ、神様、仏様によって、この自己は生かされ、動かされているんだ、ということが、学問としてではなく、頭脳知識としてではなく、体ではっきり体覚されていたんでしょうね。

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