五井先生への全託に徹した青年
昭和38年の白光誌を読んでいましたら、Yさんという、23歳のとき五井先生に繋がられて、それから4年という短い期間で、五井先生のみ教えの実践に徹せられて、27歳の若さで、ご病気で大きな業を消す役割を果たして亡くなられて、そのまま神界に行かれた方のことが紹介されていました。
その方は、重い病気にかかったことを契機に神を求めるようになったのですが、病気を治してほしいという気持ちで祈るのではなくて、亡くなる直前にも、「地獄(幽界)を浄めることこそ、世界平和の祈りの実践であり、菩薩としての自分の仕事である。善きにつけ悪しきにつけ全託し五井先生の器となれり」ということを手帳に書いておられ、ただ五井先生と一体となるために、世界平和のために祈りに徹せられたのです。
斉藤先生が、統一中に神界に上っていって、Yさんと色々と話をするというエピソードが載っているのですが、その中で斉藤先生が「あなたは五井先生に繋がってたった4年なのに、亡くなってすぐ神界で働かれるようになりましたね。そんなことは相当修行した立派な人でも、中々出来ることではないと聞いています。私たちの修行の参考になること、修行の秘訣を教えていただけますか」と聞く場面があります。
それに対してYさんが「ひたすらに祈り祈りて祈るなり 祈りの泉湧き出ずるまで」「我が生命ただ一筋にまっしぐら 五井先生のみ光の中」という短歌で返されるんですね。
私はこの短歌にすごく胸をゆさぶられました。
それより2年ほど前の白光誌に掲載されていた青年部の座談に、Yさんの写真が載っていたので父に見せたら、「この人はすごい人だねぇ。悟った人だよ」と言っていました。
当時25歳ぐらいであっても、それは過去世の、何百年、何千年という歩みがあるのでしょう。父によると高僧の生まれ変わりなんだそうです。
この斉藤先生がYさんと霊的に交流して様々なやりとりをする話は、非常に興味深い内容なので、また紹介したいと思います。
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コメント
この短歌に打たれ、言葉がありません。
人生は、光の人生かどうか、だけなのですね。
投稿: のんのん | 2007/03/24 16時47分
「祈りの泉 湧きいずるまで」
~実に美しい言葉ですね!
五井先生への信仰について、今回の記事も大変励まされる内容で参考になりました。また続きを楽しみにしております。
投稿: 縁光 | 2007/03/25 10時47分