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2008年3月

2008/03/10

無限の宇宙

最近、加守田章二さんという陶芸家に関心を持ちまして、作品集をよく眺めております。

これまで、現代陶芸の第一人者ということで、この方の名前だけ知っていましたが、どんな人だったかはよく知りませんでした。

加守田さんは、大阪の岸和田出身で、京都市立美術大学で富本憲吉さん(奈良出身の陶芸家・人間国宝)に師事し、栃木県の益子(浜田庄司さんのいたところ)で陶芸家としてデビュー、後に岩手県の遠野に窯を築いて作陶に専念し、1983年、49歳の若さで亡くなりました。
短かい生涯の間に、次々と作風を変転させ、斬新な作品を発表し続け、現代陶芸界の鬼才と評されました。

非常に独創的な作品が多いのですが、それでいて、高い品性があり、見ていて大変心地よく感じます。
このような素晴らしい陶芸家がいたことに大変感銘を受けました。

加守田さんの作品を扱っているギャラリーのサイト


加守田さんは個展の案内状で、次のようなことを述べています。

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科学文明の急進が、世界を狭くし、色々の文化が、入り乱れても、日本人はあくまでも日本人である。
自己を見つめる時は、やはり日本人としての自分を見つめ、それが世界の中の自己を見つめることになる。
自分個人の世界の中で、陶芸を使って日本人の源を発掘することが私の仕事である。
自分の外に無限の宇宙を見る様に、自分の中にも無限の宇宙がある。
この両宇宙への、調和のとれた集注が、行動力の本質である。

「加守田章二 全仕事 講談社」より

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とても頷かされる言葉です。
自分の内にも、外にもある無限の宇宙への飽くなき探求―それこそが人間を突き動かす原動力であると思います。

その他にも、色々と良い事を仰っておられて、共感させられました。

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